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2012年1月12日木曜日

第5回キャリアセミナー

1月11日 第5回キャリアセミナーを開催。
今回は株式会社コーポレイトディレクション タイランド代表の徳谷智史さんをお招きし、「コンサルタント業務の実態・就活とは何か」をテーマにご講演と「自己分析のセッション」を行っていただいた。

CDI流コンサルタント】
今回は某大学病院の経営黒字化を達成したコンサル実績を例にご講演いただいた。
CDIのプロジェクトチームは毎回変わり、常にメンバーに多様性を持たせている。
コンサルの第1フェーズは定量分析から入る。医療分野ごとの利益率分析や、赤字部門の洗い出しなど、最初はエクセルとの壮絶な戦い。自分の能力のかなり上を越すパフォーマンスを常に要求され、時には徹夜で仕事をすることも。

2フェーズでは定量分析に基づいた政策提言に留まらず、内部に入って改革を行う。様々な医師や看護師と100回以上の分科会を開き、信頼関係を築き上げ、問題の真髄に歩み寄る。この泥臭さこそがCDIの強みだ。「CDIさんは病院に寝泊まりしているんですか?」と、病院関係者に尋ねられることも。製薬会社との癒着や、大学本部と病院、医師と看護師の軋轢など、企業の現場では、いくら数字で答えが分かっていても、それだけで解決できない問題、割り切れないことが往々にしてある。「クライアントの利益をあげることに越したことはない。けど、それ以上にみんなにHAPPYに仕事をして欲しいと思う」と徳谷氏。
企業の業績は短期間では上がらない。しかし、短期的な成果を求められるコンサル業界のジレンマについても語っていただいた。

【就活とは何か】
就活とは何か。誰もが知っている一流企業に入ることが果たしてゴールなのであろうか。人生を長い目で見た時、就職活動とは大きなイベントではあるが、実際は通過点にすぎない。就活を終え、働いてみると“毎日、活き活きと仕事をしている人”と“死んだ魚のような目をして仕事をしている人”がいる。この人たちの違いはいったいなんのだろうか。

一番の大きな違いは自分軸で人生を選択しているかどうかである。他人の評価ばかりを気にし、他人軸で人生を選択すると、人生に生き甲斐は感じられない。自分はこういう環境にいたい!自分はこんなことを実現したいんだ!という思いを軸に人生の舵を切れるかどうかがこの二者の分かれ目である。
しかし、現実に目をやると多くの学生が「何をやりたいのか分からない」「やりたいことはあるが、どの仕事が向いているかわからない」と苦言を呈している。
「自分の本当にやりたいことを見つけることとは、自分と向き合い、自分の想いに気づくこと。また、食わず嫌いにならずに、様々な人に会い、色々な人の話を聞き、自分の世界観を広げることが大切だ」と徳谷氏。
セミナーの後半では理想の自分を見つけるためのワークショップを行った。

【憧れの人は誰ですか?】
自分の憧れの人を3人思い描き、なぜ憧れるのかを分析。そこから自分の理想の姿を連想した後、パートナーとどうしてそうなりたいのか、その理想の姿を実現すると何が自分にとっていいのか、とさらに深く議論し合った。憧れの人から理想の自分を見つけるという新たな切り口から、新たな自分の可能性を見出した学生もいたのでは??

毎日、「今日はなにしなきゃいけないんだっけ?」と、常に自分の“すべきこと”しか考えられない“to doな人”に人生の成功は味わえない。人生の成功とは自分が定義したように人生を経験すること。すなわち、自分で自分の人生の定義をすることが、人生の成功のためへの第一歩である。どういう人になりたいか、を習慣的に考える“TO BE”な人こそが人生の成功を体験できる。


就職活動を控える自分にとって、就活を改めて見直す本当に良い機会となり、また、
今回のタイでの研修がこれからの飛躍のための、大きな助走となるよう、何事にも全力で取り組もうと思った。(文責:山崎)