Social Icons

Pages

2012年6月13日水曜日

第9回キャリアセミナー


今回のキャリアセミナーは6月7日にJACリクルートメントタイランド社長の蒲原隆さんを招いて開かれました。
JACリクルートメントタイランドは、タイにある日系を中心とした外資系企業に対し、英語か日本語の話せるタイ人、英語やタイ語を話す日本人の紹介を行なっている人材紹介会社です。

今回のキャリアセミナーはBTSプロンポン駅直結、エンポリアムタワー10階にあるJACリクルートメントオフィスにて1時間ほどで行われました。
参加者は在タイ日系企業でインターンシップを行なっている日本の大学生及び新卒です。

蒲原さんの経歴

長崎の高校出身、九州大学の文学部へ行き、フランス語を専攻。
はじめは教師になる予定だったがビジネスマンになることを決意。
その後就職活動をしてリクルートに内定、上京をする。

リクルート
○学び事業部
大学や専門学校の学募集用のお手伝いをする仕事、広告を取ってくる営業マンとして活躍。
この時、様々な教育機関に行き営業をしていたが、ひと通り学んだ後、企業を相手にビジネスをしてみたいということで部署変更を希望。

○リクルートエージェント
人材紹介ビジネスに従事し、半導体と通信事業の担当。
なじみのない分野で苦労をしたが、必死に同業界について勉強をし、技術的な話よりもキャリアプランの話をすれば良いことに気づき業績を上げる。
四半期で30人のプレースメントをし、当時のギネス記録を更新。

-この頃人材紹介というビジネスモデルが一般化してきた。

○1996年セカンドキャリアプロモーション事業部(現リクルートキャリアコンサルティング)に異動
再就職支援ビジネス。ちょうど不況の波が吹き荒れ、大企業が「早期退職の退職金+再就職支援のエージェント」を与えて雇用調整をしはじめる。
この再就職支援を担当し、ビジネスの立ち上げに貢献。

○30半ばに、奥様と一緒に、カナダに1年間の語学留学へ旅立つ

○その後日本に戻り、1996年リクルートエグゼクティブへ。
当時エグゼクティブの人材紹介があまり行われていなかった製造業を担当。
需要はあったので市場を伸ばし、General Managereまでになる。
エグゼクティブの転職者は海外ビジネスをやっている人が多く、刺激を受ける。

○2009年JACリクルートメントジャパンに転職
インターナショナルディビジョンと、エグゼクティブディビジョン部長を兼務。

○2010年、40代半ばにしてJACリクルートメントシンガポールへ
日本人、現地人、日系、外資系と様々なオペレーションがあることを学ぶ

○2011年からJACリクルートメントタイランド社長へ就任
洪水被害などを経験するも売上を順調に伸ばす

以下研修生からの質問と回答
Q.大きな挫折や失敗はありましたか?
A.何があっても基本的には失敗だとは考えない。やってみてもうまくいかないのは全て意味がある。
つまずいた時は、これは将来何に役立つのだろうと考えるようにしている。

Q.社長になってみて部長などと違うことは何ですか?
A.部長の時も本気でビジネスをしていたが、本気度とコミットの強さが社長と部長ではぜんぜん違う。
また、社長だと責任も大きいが才量が大きいので面白い。

Q.人材ビジネスが好きなのはなぜですか?
A.成約をすることによって多くの人が喜ぶから。

Q.自分で作った会社ではないのに、会社にコミットできる理由は?
A.いい会社というのはスタッフをはじめ、お客様や協力会社様などがハッピーになれる会社
会社を大きくすれば、より多くの人がハッピーになれる。

Q.今後のキャリアはどうするのか
A.今はJACタイランドの経営に全力を尽くしている。まずはこれをやりきりたい。

[研修生へのメッセージ]
どんなキャリアを積んだら良いか、時流に乗っているか、ということを考えるのはやめるべき。
どんな仕事でもやりきるまでは損得勘定をしない事が大事。やりきった人にキャリアパスが与えられる。
そうしないと上滑りをしてしまいます。

0 コメント:

コメントを投稿