Social Icons

Pages

2012年4月18日水曜日

第6回キャリアセミナー

4月10日、第6回キャリアセミナーを開催しました。
今回は、パーソネルコンサルタントマンパワータイランド株式会社(以下パーソネル)社長の
小田原靖さんをお招きしました。
現在2人の日本人インターン生がパーソネルでインターンシップをしています。
これまでのご自身のキャリアを中心に、質問に答えて頂きました。


【現職までのキャリア】
福岡県ご出身、ボーイスカウトでの経験に影響を受け、1988年~渡米し
オレゴン州の大学で経営・ビジネスを勉強。
卒業後は海外で働きたいと思い、東南アジアへ向かう。
タイ・バンコクにある不動産会社(主に駐在員向け)に就職後、独立。
不動産業から人材紹介業にシフトし、1994年パーソネルを設立。

【海外で働きたいと思った理由】
ボーイスカウト時代に海外に憧れ、当時海外といえば「アメリカ」だった。
アメリカの大学を卒業後は海外で働こうと思った。
当時アメリカもアジア諸国への注目が高まっていたため、東南アジアで職を探すことを決意する。
シンガポールや台湾は厳しいフィールドであると考え最初はマレーシアで就職活動をするが、
思いの他時間が掛かり、タイに移ったそうだ。
当時、日本での就職は考えていなかったという。日本は「学歴社会」であり、
同じスタートラインで勝負出来ないと考え、海外での就職を目指した。

【不動産から人材紹介へ】
小田原さんがタイで働き始めた当時、サービス業を行う会社は少なかったそうだ。
人材紹介会社といえば、PASONAが出始めてきた頃だった。
日本人求人状況は現在と異なり、現地採用はほとんど無く、中には会社のルールとして現地採用を禁止にしている所も。そのため、タイで働くためには起業するしかない状況であった。
当初は以前勤めていた不動産会社から独立し、駐在員の住居斡旋の傍ら人材紹介業も
行なっていたそうだが、人材紹介業の方が多くの人々の役に立てると考え、
人材紹介専門の会社へシフトする。

【お客さんは会社についてくる】
小田原さんは常に社員の方に、「自分を売り込んでいかないといけない」とおっしゃっている。
これは、小田原さんが独立した際の苦労から学んだことの一つである。
1994年に今のパーソネルへ会社名を変更した後、独立した際のお客さんが離れてしまい、
クライアントの数が激減したという。
「会社名を変えただけで、お客さんの三分の一もついてこない。お客さんは会社についてきます。
個人を売っていかないといけないんです。」

社長になった今も、名刺と共に丁寧な挨拶を大事にされている。インターン生にも勤務開始後すぐ
名刺を配布していた。

【仕事上で大事にされている3つこと】
・細かくすること
  一つ一つの仕事を丁寧に。ビジネスはこつこつやること。
・感謝の気持ち
 立場が上になってくると感謝することを疎かにしてしまいがち。
 常に感謝の気持ちを忘れないように心がけています。

・知っている人を知っていること
 ビジネスにおいてネットワークはとても大切。
  様々な人を知っていれば、それだけ沢山の情報や知識を得ることが出来ます。
 今の時代インターネットがあり便利ですが、専門家の友人に聞くほうが早いです。


一つ一つの質問に、1時間丁寧に答えてくださいました。
最後に、「若い時は苦労すべし」とのお言葉を頂きました。小田原さんのキャリアは長年
こつこつと重ねてきた努力から築かれたものだと、実感しました。
努力をし続け、インターン中で得た事をしっかりと自分の糧にしていこうと思います。
小田原さん、有難うございました。


中央が小田原さん、左から日本人インターン生の赤塚、坂田、岩田、山崎、近藤、小山


~編集後記~
前回のセミナーから時間が空いてしまいましたが、こうして再開させることが出来ました。
これまでのインターン生が積み上げた事を引き継いで、継続させていきたいと思います。
今回は私のインターン先の社長さんがゲストであり、小田原さんについて深く知る
良い機会となりました。セミナー後のお食事会も一緒に会話を楽しみました。
尚、3-4月に新しいインターン生が4人加わりました。全員で頑張っていきたいと思います!
(文責:赤塚)